詩or妄想
ゆめ
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幻想が僕を追いかける
僕は君を追いかけている
君は浮かない顔して駆けている

時々、ふと寂しさを感じるんだ
胸の辺りにひゅるりと風が吹き付けるような
そんな感覚がする

幻想は僕を追いかける

これはゆめだ。

僕はゆめを見て、幻想に追われている
幻想ってなんだろう
そう考えていると
汗だくで布団に潜り込んでいる僕を見つける

これが現実

だからあれは、ゆめ


って誰なんだろう
僕は確かに君を追いかけていた
でも追いつけない
いつも、いつも、追いつけない

追いつかないと君がわからない
知らないひとを追いかけるなんて
なんてゆめを見ているんだろう

浮かない顔

後姿しか見ていないはずなのに
表情を感じ取れた
そうだ、これはゆめだからだ

幻想と僕

僕と君

君とゆめ

時々、ふと温かさを感じるんだ
それはちいさな光の粒のようなもので
冷えたからだをいつでも温めてくれる
そんなことを、思った

ゆめ、ゆめ

きっと今日も見るだろう

きっと今日も幻想に追いかけられる

ゆめを見た後ハッとする
あの感覚は嫌いだ
でも、
何故か楽しみなんだ

追いかけられるのも、
追いかけるのも

ゆめを見ることも
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