詩or妄想

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静かな道に響く足音
あぁ、今日は君か
僕の前にしゃがみこんで
にこにこと笑顔を浮かべている

こんにちは

うん、こんにちは。
一言だけそう呟くと
走ってどこかへ消えてしまった

日常になりつつあった
最初は嫌悪を懐いてたけど
いつからか
僕も
風に揺られて言葉を返している

毎日同じ



が来るわけじゃなくて

今日は誰が来るだろかと
楽しみになっていたんだ
ただ、言葉を交わすだけなのに

酷く冷たい雨
水は好きだけど、
さすがにこれは痛い
負けそうだ

目を瞑ったら
何故だか温かくなって
僕は夢をみる

目の前で君が足を滑らせて転んだ
悔しい
どうして手を貸してやれないのか
涙ぐむ僕をみつけると
重い足を引きずって来てくれた
にこにこしている

綺麗なしずく

しずく、じゃなくて
僕の涙だよ
そんなこと言える筈がなくて

こんにちは

うん、こんにちは。
いつもの挨拶を交わしたところで
目を覚ました

振り返ると
走り去る君の姿

これは夢の続きだろうか






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