立花貞二郎



立花貞二郎(たちばなていじろう 1893年生)
 [女形俳優]


 東京生まれ。兄は歌舞伎役者の中村富之亟だが、立花の幼少期に鉛毒で死去している。幼少にして初代中村芝鶴のもとで子役として初舞台を踏んだ。子役期を脱して本格的な初舞台を踏んだのは、満12歳を迎える1905年であった。

 新派への転向を経て、満16歳を迎える1909年、吉沢商会で映画界にデビューした。その後、梅屋庄吉のM・パテー商会作品にも出演し、1912年に吉沢商会、M・パテー商会が他の2社と合併して日活を設立、翌1913年に建設・開所された日活向島撮影所に入社する。

 『やどり木』(1913年)、『花の夢』(1914年)等で主役を張り、1914年に関根達発と共演したレフ・トルストイの小説『復活』の映画化、『カチューシャ』が大ヒットとなった。同作が立花の出世作となり、日活向島の人気女形スターとなった。薄幸のヒロイン役が人気であり、『サンフランシスコ・クロニクル』紙の記者に「日本のメアリー・ピックフォード(同時代の米映画女優)」と評された。

 1918年11月11日、兄と同じ鉛毒で死去した。当時、メイクに用いられていた「おしろい(白粉)」には鉛白が使用されていたため、日常的に多量の鉛白粉を使用する舞台俳優は、鉛中毒により、胃腸病、脳病、神経麻痺を引き起こし死に至る事例が多かった。

 1918年11月11日死去(享年25)


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