🚅 2017年10月12日(木)🚋
【『日本の貨幣コレクション』№６ 八咫烏五十銭銀貨（レプリカ）です。】
この『八咫烏五十銭銀貨』（やたがらす ごじゅっせんぎんか）は… 大正７年（１９１８年～１９１９年）にかけて、寺内正毅内閣で貨幣法改正があり鋳造された銀貨です。（※画像の貨幣はレプリカです）
■八咫烏五十銭銀貨データ
■量目（重さ）６.７５ｇ 直径２４.８５㎜
■銀８００/銅２００ 表側は向かい合わせの鳳凰と漢字での額面表示（五十銭）と、菊の御紋と桐。
裏面には日本国と太陽を表す旭日と、真ん中に八咫烏、大日本の文字と、アラビア数字とローマ字での額面表示（５０ＳＥＮ）と、漢字で年銘の表示（大正７年）。
この『八咫烏五十銭銀貨』は、ちょっと不思議な銀貨で、大正７年（１９１８年）から大正８年（１９１９年）の２年間で、約３.１１８枚を製造したにも関わらず、何故か市場に出回ることなく、すべて回収されてしまった貨幣です。
これは五十銭銀貨に使用していた銀地金の価格が、銀価格高騰で額面の『五十銭』を上回ってしまったためです。
その為、日本政府は『八咫烏五十銭銀貨』を大正８年８月１１日に製造中止にして、発行停止する予定だった５０銭紙幣の発行を延長する措置をとりました。
歴史上の大きな事件としては、この『八咫烏五十銭銀貨』が発行された１９１８年にロシア革命がおき、社会主義国のソビエト連邦が誕生。
日本では１９１８年米騒動が勃発、全国規模での暴動がおきました。
10/1221:48
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