🚅 2018年6月30日(土)🚋
【(*^^*)ゞ こんばんわ この時間は『日本の貨幣』 文政小判と元文丁銀の話しです。】
まいど(*^^*)ﾉ 今回は『日本の貨幣』コレクション№３５号の元文丁銀（１２大黒）と３６号の文政小判（草文小判）についてお話します。
まず… ３５号の元文丁銀（１２大黒）は、現代で言う銀貨です。
■品位：「銀４６０/その他金属５４０」
■量目（重さ）：不定
発行されていたのは天文元年～文政元年（１７３６年～１８１８年）の期間に渡ります。
すべてが同じではありませんが、標準的な元文丁銀は縦８６㎜×横３１㎜です。
楕円形で細長い延べ棒のような独特のカタチをした元文丁銀は、表側が打ち出の小槌を持っている「大黒天」の図柄です。
元文年間に発行されたので、文の文字が刻印されている貨幣です。
このような丁銀を両替商が鑑定し、その結果を記した文書の紙に包んで、秤で計ることをしないで、取り引きされていました。
包んでいる紙には両替商の判と鑑定結果、そしてそれを証明する意味合いを持つ花押（かおう）が記されていたのです。
小判などに刻まれている験極印（けんごくいん）と同等の証明となる、現代で言う「保証書」みたいなものです。
そのため、包んでいる紙を開封したり、中身の丁銀を取り出したりすると… 品位や量目（重さ）の証明が出来なくなるため、通常は丁銀の包みを開封することなく流通されていたのです。
次に文政小判（草文小判）ですが… コチラの小判は慶長時代に発行された品位の高く質の良い小判（※慶長小判は純金に近かった）に比べて、品位を落とした劣位改鋳で発行されました。
■文政小判（草文小判）データ
■品位：「金５５９/銀４４１」
■量目（重さ）：３３.７５ｇ
■縦６３㎜×横３５㎜
■当時の価値：４～６万円相当。
■現在の取引最高額：１７０万円
（※注：画像の丁銀も小判もレプリカですよ）
文政小判（草文小判）の表側の上下には扇状の枠に五三の桐紋、上の扇枠の直ぐ下に額面を表す「壹兩」（一両）の文字と、下の扇枠の上に花押（かおう）が刻まれています。
裏側は文政年間に鋳造を始めたので「文」の文字が刻印され、真ん中に花押と下に小判師と吹所（ふきしょ）の験極印（けんごくいん）が押されています。
※吹所とは… 金を取り扱う、小判専門の鋳造所のことを指す。
6/3019:53
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まず… ３５号の元文丁銀（１２大黒）は、現代で言う銀貨です。
■品位：「銀４６０/その他金属５４０」
■量目（重さ）：不定
発行されていたのは天文元年～文政元年（１７３６年～１８１８年）の期間に渡ります。
すべてが同じではありませんが、標準的な元文丁銀は縦８６㎜×横３１㎜です。
楕円形で細長い延べ棒のような独特のカタチをした元文丁銀は、表側が打ち出の小槌を持っている「大黒天」の図柄です。
元文年間に発行されたので、文の文字が刻印されている貨幣です。
このような丁銀を両替商が鑑定し、その結果を記した文書の紙に包んで、秤で計ることをしないで、取り引きされていました。
包んでいる紙には両替商の判と鑑定結果、そしてそれを証明する意味合いを持つ花押（かおう）が記されていたのです。
小判などに刻まれている験極印（けんごくいん）と同等の証明となる、現代で言う「保証書」みたいなものです。
そのため、包んでいる紙を開封したり、中身の丁銀を取り出したりすると… 品位や量目（重さ）の証明が出来なくなるため、通常は丁銀の包みを開封することなく流通されていたのです。
次に文政小判（草文小判）ですが… コチラの小判は慶長時代に発行された品位の高く質の良い小判（※慶長小判は純金に近かった）に比べて、品位を落とした劣位改鋳で発行されました。
■文政小判（草文小判）データ
■品位：「金５５９/銀４４１」
■量目（重さ）：３３.７５ｇ
■縦６３㎜×横３５㎜
■当時の価値：４～６万円相当。
■現在の取引最高額：１７０万円
（※注：画像の丁銀も小判もレプリカですよ）
文政小判（草文小判）の表側の上下には扇状の枠に五三の桐紋、上の扇枠の直ぐ下に額面を表す「壹兩」（一両）の文字と、下の扇枠の上に花押（かおう）が刻まれています。
裏側は文政年間に鋳造を始めたので「文」の文字が刻印され、真ん中に花押と下に小判師と吹所（ふきしょ）の験極印（けんごくいん）が押されています。
※吹所とは… 金を取り扱う、小判専門の鋳造所のことを指す。
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