🚅 2018年1月29日(月)🚋
【日本の貨幣コレクション 新 壹圓銀貨 （大型）明治７年銘の話し ～続き～】
この一つ前の投稿で、龍文があるほうが表側と申しましたが… 実はこの銀貨に至っては、只今ご覧の画像のほうが、表側とされていたのです。
新貨条例では「額面を表示しているほうが表側とする」とされていたため、この１円銀貨は、一圓と表示されている、コチラが表側となります。
額面の上に、皇室を表す「十六弁八重表菊紋」が刻まれていて、一圓と言う額面を囲むように、菊と桐の花輪がデザインされております。
この貨幣の表と裏の概念については、明治８年６月２５日に布告された貨幣条例により、龍文の面が表側、額面の面が裏側として認識されるようになりました。
いづれにしても、日本国に於いては、このような１円銀貨が「補助通貨」とされ、金貨が「本位通貨」として制定されました。
【ちょっとお勉強タイム】
※新貨条例 ～一部～ 「①円、銭、厘を単位とする十進法の計数貨幣とする。」「②金貨を本位通貨とする。」「③旧通貨１両を１円とする。」「④銀貨、青銅貨は補助通貨とする。」などの条例が細かく決められておりました。
1/2918:12
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