🚅 2017年11月30日(木)🚋
【(*^^*)ﾉ こんばんわ （慶長小判と慶長丁銀 比較画像です。）】
気が付けば… 筆者の愛読書であるアシェット・コレクションズ・ジャパンが発行している週刊誌（『日本の貨幣コレクション』）も、早や１３号になりました。
レプリカの貨幣は武骨な『慶長丁銀』と呼ばれる、江戸時代の銀塊です。
高額貨幣の慶長丁銀のほか、少額単位の『豆板銀』と言う貨幣も鋳造され、銀に関しては貫（かん）、匁（もんめ）、分（ぶん）、厘（りん）と言う目方で取り引きされました。
慶長丁銀は、ご覧のようにナマコのような不規則なかたちの貨幣で、量目（重さ）にも、ばらつきのある貨幣ですから、鋳造が始まった当初は必要な目方だけ切り取って使われました。
そのような使い方を『切遣い』（きりづかい）と言い、慶長丁銀は切銀として使用された時期があります。
何処を切り取っても、験極印（けんごくいん）が必ず残るように、慶長丁銀の表側には、その全体に不規則に験極印が打たれているのです。
しかし１６１５年～１６２４年の元和（げんな）年間に、切遣いが禁止され、以後は切ることが出来ないように、厚みを持たせる工夫をしました。
一方金で出来た小判に関しては目方ではなく、１両、１朱、１分と言う単位で取り引きされました。
■画像には比較のために、慶長小判と慶長丁銀を並べてみました。
同じ慶長年間に発行された金貨（慶長小判）と銀貨（慶長丁銀）です。
11/3022:27
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