🚅 2015年4月27日(月)🚋
【１９５６年から２１６両も製造された準急形気動車のキハ５５… 『国産鉄道』シリーズ最新号のミニチュアです】
『国産鉄道』シリーズ最新号の第３２号のミニチュアは、キハ５５系準急形ディーゼル動車・キハ５５形です
１９５６年（昭和３１年）～１９６０年にかけて… ２１６両が製造された国鉄の標準型の準急形ディーゼル動車です。
本格的・優等列車の用途を考慮して設計された気動車で… 居住性と軽快な走りが好評で全国の非電化路線で歓迎されました。
その後に登場する急行用気動車のキハ５８形開発への基礎となった形式です。
日光型気動車として、国鉄の上野～日光間の準急用に投入された気動車で、１９５６年（昭和３１年）９月に試作車としてキハ５５-１からキハ５５-５が製造されたのが始まり。
新製配置時代にはキハ４４８００形を名乗っていました。
宇都宮機関区に配属され、上野～日光間の〝準急〟『日光』号として稼働したのです。
日光線で其れまで活躍していた客車列車よりも早く走れるキハ５５形は、上野～日光間を９５㎞/ｈで駆け抜けて、２時間４分で結んだ実績が買われました。
（客車列車より３０分以上早く到着した…）
１９５７年（昭和３２年）には、室内照明が蛍光灯化されたキハ５５形の量産車が製造され、全国の非電化路線へ投入されてゆくことになりました。
キハ５５形（試作車）は… 其れより前に登場していたキハ１７系に近い側面の窓配置で、上段がＨゴム固定式と言われる、所謂バス窓タイプ。
昭和３０年代のバスの車体に多く見られた窓形状で… 車内への採光を確保しつつ、車体の強度維持と軽量化の実現に役立つ為に、多くの気動車に採用されました。
蒸気機関車時代の煤煙による車体の汚損の心配のないキハ５５は、クリーム色２号と赤色２号の細い帯と言う明るい塗装でデビューし好評を得ました
4/2706:08
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