🚅 2014年4月29日(火)🚋
【筆者の昭和懐古懐かしの国鉄貨車コレクションを牽くのはＣ５３形ＳＬ 流線形蒸気機関車です】
Ｃ５３形の流線形（流線形状の先頭部を持つ機関車）で、昭和の初め頃に〝鉄道高速化〟を狙って試験的に流線形状を採用した蒸気機関車でした。
旅客列車の特別急行列車の高速化が狙いでもありましたが、昭和の初め頃には貨物列車も出来るだけ高速化してみたいと考えられていた時代がありました。
鉄道省が流線形状を採用して、空力特性を得られるかどうか？ 真剣に試験を繰り返していたのでした。
今のような、大規模な風洞実験施設がない時代には、涙ぐましい高速化への飽くなき挑戦が繰り返して行われていたのでした。
国鉄（鉄道省）の試験機であったＣ５３形も、そうした涙ぐましい努力の結果、開発・設計された機関車でした。
実際には、余り空力特性の効果は得られなかったのが事実でした。
戦時中には、誕生した当時のシンプルな姿に戻されてしまい、廃車されるまで流線形に復元されることはなく引退した機関車でした。
4/2910:05
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