🚅 2013年7月25日(木)🚋
【是非見て欲しい映画スタジオジブリ『宮崎駿』監督の“風立ちぬ”筆者も注目の最新映画です 】
７月20日から全国一斉にロードショーとなった
宮崎駿監督の新しい映画で“風立ちぬ”
大正から昭和へかけて実在した人物『堀越二郎』の半生を書いた作品です。
筆者は、約４分間の予告編しか見てはいないのですが、その僅か４分間の予告編の中に
この映画を見て貰いたい理由の全てが映されていたと思います。
東日本大震災で、実際に被災した方々には、非常に辛い場面も登場します。
凄まじい地鳴りの轟音と共に、家並みが跳び跳ねる様な映像がありますが
それが関東大震災を表現したシーンです。
この映画の主人公となる「堀越二郎」と言う人が、東京から乗っていた普通列車（９６００形牽引）の場面が凄く印象に残りました。
（予告編なのに！）
それもその筈、映画でも関東大震災に纏わる【根府川駅列車転落事故】が再現されていたからです。
１９２３年（大正１２年）９月１日、東京駅発
真鶴行きの普通第１０９列車（９６００形蒸気機関車の９７７号牽引）は
東京駅を何時もと代わらぬ午前９時０５分に出発し１０時１５分に大船駅へ到着
そこで東京０９時３０分発の特急第１列車の通過待ちをした。
その後の１０９列車は、何時も通りに、国府津駅、小田原駅にも定刻で到着していた。
ところが列車の１/３が根府川駅のホームへ差し掛かったその時！！！
激しい揺れに襲われたのでした。
大正関東地震（関東大震災）が、その時発生したのでした。
その時発生した地滑りや、土石流などにより、列車は最後部の２両を残し
根府川駅の駅舎やホームもろとも、海側へ押し流されて、海へ没したのでした。
辛く悲しい話しになってしまいましたが、劇中で、その場面が出て来ます。
古い蒸気機関車だけではなく、ドイツから輸入した１００００形電気機関車（後のＥＣ４０形）と言う特殊な電気機関車もしっかり登場します。
横川から軽井沢のアプト式区間を最初に走っていた電気機関車です。
実物は軽井沢駅前に保存されており見学可能。
また、何処に保存されているかは筆者にとっては不明ですが
第１０９列車を牽引していた機関車のナンバープレートの実物も保存されているとの情報でした。
悲惨な災害を物語る様に、歪んで変形した機関車のナンバープレートは
無言で震災の悲惨な状況を今に伝えています。
どんな辛く悲しい状況下でも“生きなくては”と言う思いを訴えている作品だと思いました。
画像は零戦ではありませんが映画の主人公が設計した零戦と言う戦闘機のイメージにかなり近いプラモデル
静岡ホビーショー2013から
7/2520:37
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