🚅 2012年12月28日(金)🚋
【幻の蒸気機関車Ｃ６３形式】
１９５０年に日本国有鉄道の蒸気機関車は新たに製造する事を中止し
動力近代化を進めて行く方針を打ち出して“蒸気機関車”を廃止して行く事が考えられていた。
しかしながら当時の予算の関係と開発の遅れが影響して「一時的でも、もう一度“蒸気機関車”を新製しようか？」と
考えが提案され、全く新しい蒸気機関車の設計が具体化し、考案されたのがＣ６３形式である。
Ｃ５８形式を改良し、性能を向上させた、最新型の蒸気機関車が計画された。
設計は関係者の努力により、短期間で完成し製造開始の指示さえ出れば
直ちに製造を開始する寸前の段階にまで進んでいた。
時に１９５５年の事であった。
その後、急ピッチで進んだ電化区間の延伸工事と、ディーゼル化の影響で
Ｃ６３形式は図面の中でのみ計画された“幻”の蒸気機関車となった。
実車は、現実には一度も製造されてはいなかったが、石南鉄道管理局に於いてはＣ６３１号機が配属している。
皇室専用の“御召し仕業”に就く、特別な機関車として
石南第一機関区に、【御召し指定機】として配置されている！
12/2814:11
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