2017年10月28日(土)
【『日本の貨幣コレクション』№８号 レプリカコレクションの、貿易銀】
明治８年に日本が、海外との貿易専用に鋳造し西洋式の貨幣（硬貨）です。
それまで小判が１両で流通していたのに対し、この時から日本の貨幣単位に「円」を採用しました。
表側のデザインには、龍の紋様と、その外周を取り囲むように、漢字で「大日本」と表記しており、漢字で製造年（年銘）を記しております。
更にローマ字では、この貿易銀の価値を示す「ＴＲＡＤＥ ＤＯＬＬＡＲ，」の文字と、量目（重さ）を表す「４２０ＧＲＡＩＮＳ」と表記され、更に品位を表す「９００ＦＩＮＥ」の文字が記されております。
■貿易銀の直径は３７.５㎜で、品位は銀８００/銅２００ ■量目（重さ）２７.２２ｇ
画像のレプリカは明治８年の年銘ですが、実物の貿易銀は明治８年～明治１１年まで製造が続きました。
貿易銀の品位が良かった関係もあり、このコインを鋳潰して銀の地金として、売却する者が現れる程の社会現象がありました。
【※画像は上が貿易銀レプリカの表側を、画像下は貿易銀レプリカの裏側を写したものです。】
次号… 第９号のコレクションは… 隆平永宝と元禄一分金のレプリカと、明治通宝伍圓（５円）紙幣シートがつきます。
発売は１１月１日(水)
23:30
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