【Ｄ５１１４６号機関室内（機関助士席側から機関士席側を見る）】
機関助士席側から機関士が座る運転席側を見た画像。
国鉄時代のベテラン機関士は良く機関車と話が出来たと言う。
なぜ？！人間ではない機関車と話が出来たのだろうか？！
蒸気機関車は、石炭を燃焼させ、ボイラーの内部で水を沸騰させて、発生した蒸気の圧力を推進エネルギーへ変換して走る機関車だ。
機関車は実は色々な音を発生させているのだ、釜の中で石炭が燃焼することで金属の膨張が起こる
すると、機関車のあちらこちらから、熱膨張で、延びようとする金属と、現状を留めようとする金属同士の間で軋む音が鳴り始める
またある部分からは、冷えた配管の中に沸騰した蒸気が廻り始めると、やはり熱膨張で金属の軋む音が鳴ったりする
蒸気が配管に潤滑に送られ始めると、機関車は全身に血液が勢い良く流れるように、力強く躍動を始める。
ベテランの職人級の機関士たちは、機関車ごとに違う癖のある金属の軋みの違いを絶対に聞き逃さない！
つまり、機関車と対等に話が出来るからだ。
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