【ＪＲ九州を代表する特急電車の７８７系鉄道特派員】
今や九州旅客鉄道を代表するかのような存在感のある特急用電車の７８７系
誕生時の１９９２年には
歴代の優等列車『つばめ』を名乗る特急電車用として登場した。
そのため、その年の10月の〝鉄道の日〟の特別企画イベントとして
東日本旅客鉄道の大宮総合車両センターにて
京都の梅小路蒸気機関車館からゲスト参加したＣ６２形の２号機や、高崎車両センターの旧つばめ牽引機だったＥＦ５５形などと共に
７８７系電車が特別に展示公開された。
（新旧つばめが出逢うとき）なるタイトルだった。
車両は８１１系の走行システムをベースに開発され、デザインは「水戸岡鋭治」氏が主催する
ドーンデザイン研究所が手掛けている。
余談だが、水戸岡氏は、静岡市内で開催されたグランシップトレインフェスタにも来場された事があり、筆者も直接お逢いした事がある。
登場時の編成は、つばめ号として９両編成で運転され
ビュッフェ車も連結され、つばめレディーと呼ばれる客室乗務員による軽食や飲み物などを提供するサービスも行われていた。
九州の一部で「鹿児島ルート」で九州新幹線が部分開業すると
リレーつばめ号として営業運転された。
２０１１年に九州新幹線が全線開業すると、「リレーつばめ」としての役割を終えて
事実上は第１線から退いたような感はあるが、九州の電化区間のほぼ全域で運転出来る事から
現在でも「にちりんシーガイア」や、「ひゅうが」「有明」「きらめき」「かもめ」「みどり」「かいおう」など、実に幅広い活躍を見せている。
◆撮影 Ｏ特派員
◆解説 運輸区主席助役
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