🔷車両形式図鑑🔷

【大鉄保存機の最大級】
大鉄保存機の最大級

シ9600形は、大井川鐵道に保存されている蒸気機関車の中でも最大級を誇る貨物専用のテンダー式の蒸気機関車である。

大鉄『千頭駅』構内に保存されている!
(保存形態/静態保存)

形式9600形
車号49616

大正9年川崎造船所(川崎車輛)が“鉄道院”向けに製造した大正時代になって、初めて国産で製造を開始した代表的な貨物列車用の機関車である。

9600形は1913年(大正2年)から製造を開始し、1926年(大正15年)迄に770両を製造

国内意外にも樺太(からふと)や中国へも供出した機関車で、樺太鉄道(樺太庁鉄道)や台湾総督府鐵道(台湾鐵路管理局)などで稼働していた時期があった。

製造後、間もなく「東海道本線」のような、日本の主要幹線で貨物列車を牽引し、活躍していたが

1923年(大正12年)にD50形式が、1936年(昭和11年)にはD51形式などが登場すると、9600形は主要幹線から亜幹線へと分散していった。

軸配置1D
ホワイト式 2-8-0

先輪径840mm
動輪径1.250mm

全長16,551mm
全高3,813mm
自重95t

現在保存されている9600形は「日本全国」に広く分布しており、現役時代に配置されなかった四国にも1両だけ、愛媛県八幡浜市内の「王子の森公園」に保存機がある。

また、海外では
中国の北京市内(中国鉄道博物館)に静態保存機があるほか

雲南省、昆明市内の(雲南鐵路博物館)にはKD55-583と言う車号として保存機が実在している。

機関車の特徴として、動輪径が小さいため、速度は非常に遅い機関車であるが、力は強い機関車であった。

現在多数保存されている同様の機関車は、何れも動態保存機は1機もなく、公園や公共施設による「静態保存機」のみである。

※筆者注文
大井川鐵道で、初めて開催された『SL大集合!』の時には、千頭駅構内で49616号も参加をした記録がある。

無火状態の49616号に煙幕花火を使用して、煙突から煙りを出すサービスが行われ、大鐵の動態保存SLと共に横一列に並んで撮影会が催された事を記載しておきます。

2012年10月23日
運輸区主席助役 著


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